top of page
東京大学大学院理学系研究科 地球惑星科学専攻
惑星大気 | Planetary Atmosphere
金星は可視光では白く輝くばかりで何も特徴を見ることはできません。しかし、紫外光では硫酸の雲が作る模様を捉えることができます。この硫酸の雲は非常に厚く、ほとんどの波長の電磁波を吸収するか跳ね返してしまいます。そのため、長らく金
星固体表面の観測は困難でした。しかし、レーダー電波は厚い雲層を貫通して表面の様子を捉えることができます。90年代の始めにマゼラン探査機が精密なレーダー観測を行い、金星の豊かな表情を明らかにしてくれました。
紫外光で見た金星(NASA提供)
bottom of page