惑星と月

火星 | Mars

太陽系に数ある惑星の中でも、地球のとの最も直接的比較が可能な惑星が火星です。現在の火星は極寒で乾燥しきった惑星であるが、今から30億年以上昔には河川や湖ないし海を持った温暖湿潤な表層環境を持っていた可能性があります。本当にそのような温暖湿潤な気候があったのか、もしあったとしたら何故それは長続きしなかったのかなど、火星についての疑問は尽きません。また、人類が現在直面している惑星規模の環境問題についても火星環境の研究から重要な知見が得られる可能性も非常に高いです。これらの期待に応えるため、世界各国は火星に多くの探査機を送り込んできました。我々は、これらの探査機データおよび自分たちの実験室での研究データを基にして様々な研究テーマに取り組んでいます。

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マーズ・グローバルサーベイヤーが遠距離から捉えた火星の姿(NASA提供)。 上に北極冠が、中央左側に雪を戴いたタルシス山系が見えます。全体がぼんやりして見えるのは、火星の大気による散乱が原因です。